同人作家デビュー

私とユミリはアニメやゲームが好きなオタクなのでよく山形にもあるアニメグッズのショップに行ったり、アニメの映画を観に行ったりします。

オタクな会話をするうちにユミリが好きなタイプのキャラクターの特徴をつかんできました。

ユミリ好きになるキャラクターは明るく素直な性格の元気な男キャラで、見た目は茶髪でハネっ毛のキャラが多い気がします。黒髪ストレートでスラっとしている美人な女キャラも好きなようで、男キャラが少なくてもそんな雰囲気の女キャラが出るアニメも好きで観ているようです。
一方私は無表情な少年キャラが好きでアニメや映画でもそういう雰囲気のキャラを目で追っていることが多いです。

どちらかというと二人とも少年のキャラが好きです。私はイラストを描くのが好きなので、よくユミリが好きなキャラクターを描いています。

ユミリと私はいわゆる腐女子で濃厚なボーイズラブを描くことが多く、妄想を膨らませて楽しんでいます。
同人誌を描いてみたらというユミリから提案され、見よう見まねで描いてみることにしました。
漫画となるといろいろな角度から描かなくてはいけないので思うように描けず、1コマに時間をかけてしまうこともしばしばありました。
睡眠時間を削りながら描き進め締切間際で完成しました。
完成し入稿したら眠気が襲ってきて、そのままベットで眠ってしまいました。

キッチンの音で目が覚め、いい匂いがしてきました。ユミリが夕飯を作ってくれていました。
野菜を切っている音、グツグツいっている鍋の音、ユミリが料理している音を聞いていたら幸せな気持ちになって、しばらくユミリの後ろ姿を眺めながらそんな気分に浸っていました。

しばらくすると料理しながら鼻歌を歌い始め、その声があまりにも可愛かったので思わず笑ってしまい、ユミリに起きているのがバレてしまいました。

「今日はチカの無事入稿おめでとう&お疲れ様会だよ〜!」

と出来上がった料理を並べていきます。
デザートも前日から仕込んで作っていたらしく、ユミリの優しさに感動しました。どれも本当に美味しくて「めっちゃ美味しい!ユミリ天才!」というと満足そうに微笑み「喜んでもらえてよかった!」というので、本当にユミリのことが愛おしくて心から大好きだなぁと思いました。

イベントでも売り子も手伝ってくれるらしく、イベント当日を楽しみにしていました。自分の描いた作品がどれだけ売れるのか自信はありませんがユミリとのイベント参加自体は私もとても楽しみです。

最近漫画を描く作業に追われてユミリとテーブルを囲んで食事したり、お話したりすることもなかったので久しぶりのユミリとの時間を楽しみました。
ユミリも寂しかったのかいつも以上にベタベタくっついてきます。「今日はチカのベットで一緒に寝る!」とまで言い出しました。
寂しい思いをさせてしまったので「いいよ、一緒に寝よっか。」というと喜んで抱きついてきました。尻尾を振って喜ぶ子犬みたいです。